【体験談】教員と非常勤講師『時間の違い』を徹底比較!勤務時間からプライベートまでリアルを解説

教員と非常勤講師って何が違うの?

そんな疑問にお答えします。

この記事を書いた人
  • 元小学校教員(公立)
  • 体調不良で早期退職
  • 現役の非常勤講師
  • 『非常勤✕副業』生活

詳しくはプロフィールからどうぞ。

教員や非常勤講師について、授業以外はどんな風に過ごしているのか知らない人も多いはず。

今回は教員と非常勤講師の『時間』をテーマに解説します。

この記事で分かること
  • 教員の勤務時間や残業の様子
  • 非常勤講師の勤務時間や働き方
  • 教員と非常勤講師の「自由に使える時間」の違い

本記事では、教員と非常勤講師の両方の経験がある運営者が、それぞれの立場から「時間」をテーマに詳しく解説しています。

教員や非常勤講師の経験が無い人でも、様子がイメージしやすいように専門用語は最小限にしています。

こんな人に読んで欲しい
  • 教員を目指している
  • 非常勤講師を始めようと思っている
  • 教員と非常勤講師の違いが知りたい

運営者の経験をベースにした現場のリアルをお伝えすることになります。

ネガティブな部分も含まれてしまいますが、それだけ教員志望や講師を考えている人にとっては有益な情報になるので参考にしてください。

勤務時間

まずは勤務時間について解説します。

教員と非常勤講師とでは、勤務形態が異なるためそれぞれ解説します。

教員

教員時代を参考にしたスケジュールです。

6:40
出発

私は自動車での通勤でしたが、自治体によって通勤方法は異なります。

〜7:00
到着

管理職や若手職員の多くはすでに出勤していました。

〜8:00
朝の準備

1日の予定をチェック、教室の換気と掃除、連絡事項の確認など。

〜8:40
授業開始

「授業→片付け&準備→授業→片付け&準備…」の繰り返しなので余裕はありません。

隙間の時間には宿題や連絡帳などチェックします。

〜16:00
授業終了

子どもたちが完全に下校して、やっと一息つけるようなタイミングです。

〜17:00
会議

職員会議、学年会議、行事の担当で会議など、様々な会議があります。

〜21:00
残業

全体に関わる会議や仕事が完了すると、やっと自分の仕事が始まります。

教材研究、事務処理、授業の準備など。

22:00
退勤

最後の退勤者になることもあります。

行事の前後は、日付を超えて帰宅することもあります。

上記は平均的なスケジュールなので、想定外のイベントによって退勤時間も前後します。

また、いわゆる「おしゃべり」も退勤が遅くなる要因の一つです。

教員は話したがりの人も多く『会話に夢中で仕事が進まない』なんてことも珍しくありません。

ただし、世間話も大切な情報交換の場です。何気ない会話から、問題解決のヒントが見つかることもあります。

多少の前後はありますが『7時〜21時』が平均的な勤務時間です。

基本の勤務時間は8時〜17時なんだけどね。

非常勤講師

非常勤講師は教員と違い、パートタイマーやアルバイトに近い勤務形態です。

「どうして早く帰れるの?」非常勤講師の勤務形態を現役非常勤講師が解説【更新中】

私の勤務経験から、平均的な1週間のスケジュールをまとめます。

授業授業授業
授業授業授業授業
授業授業授業授業
授業授業授業
授業授業授業
授業

勤務校は1校で、週18コマの授業を担当します。

基本的に授業が終われば退勤できます。

火曜日は午前中で勤務終了なので午後はフリーになり、木曜日は6コマ目まで授業があります。

午前中だけや水曜日以外など、ライフスタイルに合わせた勤務時間の調整が可能です。

ライフスタイルに合わせて勤務時間を自由に調整できます。

通常の仕事で比較すると、教員の方が長時間勤務になります。

非常勤講師は担当するコマ数によって幅がありますが、教員よりも勤務時間が長くなることはありません。

授業以外の時間

本章では『授業以外の仕事」について、時間をテーマに解説します。

教員

教員の授業以外の仕事として『会議、出張、保護者対応』をそれぞれ解説します。

会議

会議の時間は決められていますが、時間内に終わらない場合も多いです。

資料は紙の場合もあればデータの場合もあります。経験からすると、紙の資料が多いと会議が長い印象です。

会議にもいくつか種類があるので解説します。

『朝会・夕会』基本的にどの学校でもある基本的な会議。

多くが週に1回のペースで開かれ、予定の確認や共通認識の場として設けられる。

例えば「15日までに書類を提出してください」「1年生が学校探検のため校内を回ります」などです。

『役職の会議』職員が担当する役職に関わる会議。

教員には校務分掌と呼ばれる学校運営のために必要な仕事があります。その校務分掌に関わる会議があります。

例えば「体育担当の先生は運動会に関する会議をします」「保健担当の先生は救命講習に関する会議があります」などです。

『緊急会議』イレギュラーなイベントがあると開かれる会議。

想定外の出来事が起こったときに開かれる会議で、ネガティブな内容が多いです。

例えば「〇〇〇先生が私事都合で長期休みに入るので、その対応について話し合います」などです。

一般企業の会議がどれくらいあるのか分かりませんが、会議が帰宅時間が遅くなる原因の1つになっていることは間違いありません。

出張

教員には、役所や他の学校へ出張に行くことがあります。

給食後の午後からというのが多いですが、出張先が遠いと2コマ終了後に出発なんてこともあります。

いくつかある出張の種類を解説します。

『年次研修』経験年数に合わせて研修のための出張。

初任者研修▶初任者に向けた研修で年間を通して数回程度行われる。

〇〇年目▶経験年数2年目や3年目、5年目など決められた期間に行われる。

『研究発表』他校で行わる授業公開を参観するための出張。

各学校には校内で研究してる教科や取り組みがあるので、その成果発表を参観しに行きます。

学校から数名の代表者が行く場合と、全職員が参加する場合とがあります。

『連絡や伝達』学校全体に周知すべき内容の勉強会や伝達に関する出張。

文科省や各自治体から、それぞれの学校に向けた伝達を受けます。

多くの場合、校内の担当教員や管理職が出張に行きます。

出張が終わればそのまま帰宅できるので、普段よりも帰りが早い場合が多いです。

どうしても終わらせたい仕事が残っていると、学校に戻ってきて残業する人もいます。

保護者対応

保護者対応は「学校から連絡するパターン」と「学校に連絡が来るパターン」とがあります。

地域の特徴や学年のカラーによっても連絡の有無は異なります。

『学校→保護者』のパターン

学校から保護者への連絡は、子ども同士のトラブル案件が多いです。

そのため保護者の中には「学校からの連絡はネガティブ」という風に感じている人もいます。

嫌な報告をしなければならないので、教員側の心労もなかなかです。

『保護者→学校』のパターン

保護者から学校への連絡は、学校に対するクレーム案件が多いです。

モンスターペアレンツと呼ばれるような保護者もいるので、多くの時間を必要とすることもあります。

時には理不尽なことを押し付けてくる人もいるので、教員側の心労もなかなかです。

保護者の中には、定時後にしか連絡がつかない人もいます。そうなると必然的に退勤時間が遅くなってしまいます。

保護者対応は一度こじれてしまうと、他とは比にならない程の時間と労力が必要です。

会議や保護者対応など、教員は授業以外でも長時間勤務になる要因がいくつもあります。

定時で退勤できる日は、ほとんどありません。

非常勤講師

非常勤講師の仕事は基本的に授業だけなので、教員のように出張や会議への参加は不要です。

ただし授業に関わる準備や片づけ、評価などは授業外の業務となる場合があります。

『時間のかかる教科や場面』

  • 家庭科・理科は実験や実習があるので、準備や片づけに時間がかかります。
  • 図工・体育は道具や用具の扱いがあるので、準備や片づけに時間がかかります。
  • 交換授業や習熟度別学習などは、進度や内容を合わせるための打ち合わせが必要になります。
  • 採点や評価が必要なら、それに費やす時間も必要です。
  • 週の予定(週案)や月の予定(月案)を提出しなければならない学校もあります。

私の場合、特別な道具のいらない国語や算数でも、教材研究の時間は確保していました。

一方で図書や書写など、とりわけ評価が不要であれば勤務時間は短くなりました。

授業とセットで準備や片づけ、評価などが必要なら勤務時間は長くなります。

教員は会議や出張など、授業以外にも勤務時間が長くなる要素が多くあります。

非常勤講師は、担当する教科や学校によっても勤務時間が変わります。

休憩時間・余暇時間

本章では、仕事以外の休憩時間や休日などの余暇時間について解説します。

一般的に勤務時間が1日6時間を超えると休憩時間が設定されます。

教員

教員の休憩時間は、授業が終わった後の15時30分〜16時に設定される場合が多いです。

ですが、その時間に保護者対応や会議が入り込む事もありました。

しっかりと休憩時間として45分間が確保された日の方が少ないかな。

休みの日でも、土日のどちらか一方は学校に来て仕事をする人も少なくありません。

部活や少年団などの活動に関わっていれば更に忙しくなります。

【教員のリアル】休憩時間はほとんど無く、休日出勤も珍しくないくらいに忙しい。

非常勤講師

ほとんどの非常勤講師に休憩時間はありません。1日の勤務時間が6時間に満たないためです。

勤務自体は短時間なので、教員と比較しても自由に使える時間は多くなります。

部活や少年団を受け持つ事も無いので、休日の仕事もありません。

【非常勤講師のリアル】休憩時間は無いが、短時間勤務で休日出勤も無いので時間に余裕がある。

まとめ

本記事では『時間』をテーマに教員と非常勤講師を比較しました。

教員

勤務時間は長くないが、授業以外の業務が多すぎて長時間労働になっている。

就業中に設定されている休憩時間も確保されない場合も多く、休日出勤も少なくない。

教員は自由に使える時間が短く、長時間労働になりがち。

非常勤講師

勤務時間は担当するコマ数によって調整が可能で、教員より忙しいことは無い。

基本的に授業以外の業務が無いので、退勤時間も早く休日出勤も無い。

非常勤講師は自由に使える時間が多く、ライフスタイルに合わせて調整しやすい。

『時間』だけに注目すると、非常勤講師のほうが魅力的に感じるかもしれません。

しかし、それぞれにメリット・デメリットがあります。

【体験談】教員と非常勤講師『お金の違い』を徹底比較!勤務時間からプライベートまでリアルを解説【更新中】

教員志望や講師を考えている人は、ご自身に合った働き方を選択して欲しいと思います。

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